空き家に関する相談会
こんにちは、福岡県久留米市 おちいし司法書士事務所の落石憲是です。
1/6の土曜日、久留米市役所主催の空き家相談会に、相談員として参加しました。
久留米市が2年くらい前に現地調査などを行ない、空き家と思われる物件をリストアップして、アンケート調査をした上で、これまで2回相談会を実施されているとのことでした。
司法書士、税理士、宅地建物取引士と市役所職員が一緒に相談をお受けするという、あまりないスタイルでの相談会でした。
通常の相談会では、1人で多くても2人で相談を受けるので、4人というのは初めてでしたし、他の業界の方と相談を受けるというのも初めての経験でした。
ご相談内容は、くわしくは書くことはできませんが、
空き家になっている実家は亡くなった親の名義のままで、 自分が元気なうちに解体するか売却するかしておきたいが、前面道路が2メートル以下と狭い。
自分名義に相続登記はした実家には住む予定もないので売却したいけど、道路とは1.8メートルしか接していない。
と、空き家になっている物件が道路から少し入りこんだところにある相談が多かったです。
道路が狭いと、
- 建物を建て直すことができないので、買い手がつかない。
- 建物を取り壊す重機が入らず、取り壊しが物理的にできるのか?
といった問題が出てきますし、また、
- 老朽化した建物を取り壊したとしたら、翌年から固定資産税が上がってしまう
という新たな問題も出てきます。
今回の相談会に参加してみて、
空き家に関する相談は、一筋縄ではいかない(だから空き家になっている)ということを改めて感じました。
また、宅建業者の方がいらっしゃることで、不動産売買の実務から回答していただけるので相談者の方には有益だったのではないかとも感じました。
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