江戸時代、町人の間には遺言が広く根付いていた!?
先日、相続法制に関する検討が1年かけて法務省で行われるとの報道がありました。
夫の遺産「結婚した妻に厚く」 婚外子の相続差別撤廃受け 有識者会議、保守色にじむ(朝日新聞) http://t.co/k9K2SEJxxv
その検討会の資料が、法務省のホームページにアップされていました。
議事については非公開で、議事要旨のみ公表されるようですね。
①生存配偶者の居住権を法律上保護するための措置、②配偶者の貢献に応じた遺産の分割を実現するための措置、③遺留分制度の見直しに限定されず、広く検討していくようです。
その議事要旨を読んでみると、
江戸時代に町人の間に広く根付いていた遺言の利用を再び活性化する仕組みをつくっていくことはできないか。
と書いてありました。
江戸時代、町人に遺言が根付いていたんですね!
いつ頃から書かれなくなったのでしょうね。
みんなが遺言を書くようになる仕組みづくりというのは面白いですね。
議論していただきたいところです。
ちなみに、江戸時代の遺言は財産分与などについて書かれたものもありますが、家訓的な内容を持つものが見られるのが1つの特徴だったようです。
▼国税庁:「書残(かきのこし)-江戸時代の遺言-」
http://www.nta.go.jp/ntc/sozei/network/163.htm
▼遺言についてのくわしいことは...